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ヘルペス以外の感染症:HIV

心配している女性

HIVは、ごく限られた感染経路によって感染します。
そのため、きちんとした知識を持って正しく対処すれば、感染することはありません。

HIVは、感染者の血液や精液、膣分泌液や母乳を介して感染します。
感染原因は、性行為や医療行為、出産時の対応不足などです。
唾液にもHIVは含まれていますが、感染するにはバケツ数杯分の唾液が必要となるため、キスや回し飲みが原因で感染することはありません。
キスの最中に口内で出血した場合は別です。
唾液だけの接触なら、心配はいりません。

以前は医療行為で大量感染が起きましたが、近年は注射針や医療器具の使い回しはしないように通達されているため、医療行為による感染は稀になっています。
しかし、人間のおこなう行為ですから、患者の側も常に注意を払い、気になることがあったらすぐに医療機関側に尋ね、医療機関側と患者側双方で気を配っていくことが望まれます。
トイレの便座から感染するのではないかと危惧する傾向もありますが、便座に血液や精液、膣分泌液がついていたとしても、HIVはヒトの体内でしか生息できず、空気に触れると死滅するため、感染を心配する必要はありません。
HIVは、比較的弱いウィルスであり、性行為や医療行為以外の場面で感染することは、基本的にはありません。

つい30年ほど前まで、HIVに感染することは、死を意味しました。
幸いその後、治療薬が開発され、感染しても早期発見早期治療をしさえすれば、普通に生活しながら天寿をまっとうできるようになっています。
しかし、HIVの威力が弱まったわけでは決してありません。
むしろ、感染してからエイズを発症するまでの期間は短くなっているほどであり、放置は厳禁です。
しかし、感染しても自覚症状がまったくないケースが多いため、HIV感染に気づかないままエイズを発症する、いわゆるいきなりエイズと呼ばれる状況になる人が増えています。
エイズになったら、救命率はかなり下がります。

HIVの感染率と気を付けたい感染経路

HIVの感染率は、性病の中ではかなり低い方です。
性病の中には、感染率がおよそ80%にもなるものもあります。
一方HIVに性行為で感染する確率は、女性がおよそ0.1%で、男性がおよそ0.05%です。
なお、アナルセックスの場合は出血する確率が高いため、感染率はおよそ 0.57%に跳ね上がります。
オーラルセックスをする側の感染率はおよそ0.015%です。

HIVは熱にも空気にも弱いため、お風呂で感染するようなことはありません。
血液を介した場合に最も感染しやすいため、注射針や注射器の使い回しなどは厳禁です。
血液が皮膚についた程度ではそう簡単に感染しませんが、その皮膚に傷があったり、粘膜だったりすると感染率が上がります。
感染率が低いからといって、侮っていてはいけません。
感染してしまったら、完治させる治療方法はまだないからです。
治療薬を生涯服用することで、エイズになるのを防ぐというのが、現在の治療方法です。
薬の服用による治療をしない、あるいは途中で薬の服用をやめたりすると、やがてエイズを発症し、カリニ肺炎を併発したり、カポジ肉腫を併発したりして死に至ります。

HIVの症状

HIVに感染すると、初期の頃は、インフルエンザに感染したときのような症状が現れることがあります。
しかし個人差があり、何の症状もない場合も多いため、HIV検査を受けるしか、感染を知る方法はありません。
HIV検査は、保健所で匿名で無料にて受けることもできますし、検査キットを通販で購入して郵送によるやり取りで検査することもできます。
他の性病に感染するということは、HIVにも感染している可能性もあるということですから、なんらかの性病にかかったら、必ずHIV検査もおこないましょう。